2005年〜2006年(第163~164回国会)

 

党一丸となって政権を奪い取る!!

日頃より皆様には大変お世話になっております。

特に、昨年の解散・総選挙では、民主党大苦戦のなか、何とか議席を維持することができましたのも皆様のお陰です。

総選挙後、国会では再度予算委員会の野党筆頭理事に就任し、予算委員会の運営に当たる一方、法務委員会に属し、共謀罪法案では与野党対決の前線に立って議論をしました。今国会の前半、民主党はメール問題で大きな傷を受けましたが、その後小沢代表の誕生によって何とか再生の糸口が見えてきました。これからは民主党が一丸となって、自民党との違いを明確にしながら、政権担当能力を堅実に高めていくよう努力してまいります。

 

*        小泉政権は格差を拡大した

私は、小泉政権が誕生して以来、一貫してその問題点を指摘してまいりました。何よりも心配だったのは、競争原理に重点を置くあまり、社会的公平感がなくなり、「共生」や「思いやり」といった価値観が希薄になることでした。残念ながら私たちの主張は昨年の総選挙では支持されませんでしたが、今になって多くの人が「郵政民営化は支持したが、全てを信任したのではない。」というような意見を表明しています。そして、中央と地方、大企業と中小企業、正規雇用と非正規雇用といった二極化は、「勝ち組」「負け組」という言葉が象徴するように、ほとんどの国民がはっきりと意識するようになり、犯罪や自殺が高止まりしているように、社会不安をもたらしています。最近のライブドアや村上ファンドの事件を見るにつけ、金を稼いだものが勝ちというような世相を憂慮せざるをえません。

 

*        社会保障、外交も行き詰まり

このことは、共助、公助の考え方に基づく、福祉、医療、年金、教育など、様々な制度が危機に陥り、今後の制度改革の質が問われていることにも関係しています。制度が信頼に足り、かつ公平・公正なものでなければ維持できません。ところが与党の改革論は単なる現状の微修正か、あるいは負担増、給付減で終えようとしています。サラリーマン大増税や医療費などの増加がすすみ、歳出では、公共事業や社会保険での問題を解決しないまま、生活保護などのセーフティネットにまで切り込もうとしています。これでは国民の理解は得られません。

外交の面でもわが国は孤立を深めています。中国、韓国とは靖国、領土などで対立し、特に中国とは首脳同士の相互訪問ができないという事態が続いています。イラクへの派兵、米軍基地再編への対応

など、米国一辺倒による弊害も高まっています。

 

*        人口減少に備える

一方、昨年よりわが国は人口減少の局面に入り、折からの晩婚、少子の影響で、急ピッチに減少が進むと予測されています。昨年の特殊出生率はついに1.25になり、予想以上のペースで少子化が進みそうです。と同時に、財政は平時では他に例を見ないほど累積赤字が溜まり、財務省の統計でも国と地方の長期債務残高は770兆円(国民一人当たり620万円)を上回っています。人口減少と低経済成長のため税収の自然増は期待薄ですから、今思い切った改革をしなければ財政が破綻するのは目に見えていますし、そうなれば悪性インフレや大増税などで被害を受けるのは一般庶民です。人口減少には思い切った少子化対策が必要であり、民主党は数々の提言をしています。財政については徹底的な歳出削減をすべきであり、安易な増税に頼ってはなりません。

*        だれが総理でも自民党は変わらない

現在、衆議院は与野党の差が大きく、次に総選挙があるまで政権交代は望めません。次に自民党の総裁になった人が首相になり、当面の進路を決める役割になりますが、だれになるとしても政官の癒着を断ち切るような思い切った歳出削減による財政の健全化、年金制度の抜本改革などはできず、小泉政権のほころびを繕うだけに終わるでしょう。小泉首相がいくら自民党は変わったと言っても、官界と大企業、そして米国を後ろ盾にしている姿は不変です。

こうした閉塞状況を打破するには、政権交代以外にないと考えております。まずは来年の参議院選挙で与党を過半数割れに追い込み、来る衆議院総選挙で勝利する以外にありません。皆様の更なるご支援をお願いいたします。

 

 

国会での論戦

2005年(平成17年)88日に衆議院解散、そして911日の衆議院総選挙の結果、民主党は176議席から113議席と多く議席を失いました。

総選挙後、第163回国会では細川さんは再度予算委員会の野党筆頭理事に就任し、予算委員会の運営に当たる一方、第164回国会から法務委員会にも属し、共謀罪法案では与野党対決の前線に立って議論をしました。第164回国会の前半、民主党はメール問題で大きな傷を受けましたが、その後小沢新代表の誕生によって何とか再生の糸口が見えてきました。

 

*      3度目の予算委員会筆頭理事

細川さんは昨年9月、6期目の当選を果たした後、予算委員会の筆頭理事に就任しました。2003年の通常国会以来3度目です。予算委員会といえば国会論戦の主戦場であり、そこでどう政策等をアピールするかによって党の命運が決まります。そのリーダーを任されるところに、党執行部の細川さんに対する期待と、同時に与党からも信頼される人柄が感じられます。ただし、この常会は決していい役回りではありませんでした。メール問題が予算委員会で取り上げられ、そして非難されたからです。細川さんに直接の責任はありませんが、予算の筆頭としては非常に辛い経験でした。

この委員会では2度質問に立ち、1度目は主に犯罪対策について首相らに質しました。このなかで、ライブドア関連で亡くなった野口氏の死因について、自殺と断定した警察の非を追及し、マスコミでも大きく取り上げられました。2度目はタクシーの規制緩和の問題です。増車を自由化したため、タクシーは台数が急増し、乗客は増えないため、様々な問題が起こっています。首相は相変わらず規制緩和のプラス面を主張しましたが、国土交通大臣は問題を認め検討を約束しました。国交省が計画しているタクシー運転手の登録制も成果の一つです。

 

予算委員会で首相と論戦(228日)

 

*      久々の法務委員会で活躍

弁護士の細川さんにしてはいわば本業が法務委員会。久々の委員に復帰し、ほぼ毎週法案審議の際質問に立ちました。今国会は人権を侵害する可能性の大きい法案なども提出され、その一つひとつに真剣に対応しました。

杉浦法務大臣と

 

*      委員会での実績

前の国会では、細川さんは決算行政監視委員長だったため、委員会での質問などする機会はありませんでしたが、今国会では予算・法務・国土交通委員会で質問する機会を計12回得ることができました。

 

2006年 委員会質問項目>

2 7

予算委員会

沖縄での怪死事件など治安に関する質問

●犯罪対策について

ライブドア関連で亡くなった野口氏の死因について、自殺と断定した警察の非を追及し、マスコミでも大きく取り上げられました。

228

予算委員会

タクシーの現状について質問

●タクシーの規制緩和の問題

増車を自由化したため、タクシーは台数が急増し、乗客は増えないため、様々な問題が起こっています。首相は相変わらず規制緩和のプラス面を主張しましたが、国土交通大臣は問題を認め検討を約束しました。国交省が計画しているタクシー運転手の登録制も成果の一つです。

310

国土交通委員会

航空鉄道その他交通事故の調査について質問

●事故調査を一元的に

昨年は尼崎の鉄道事故など、交通機関の安全が揺らぐ事故などが多く起こりました。交通機関の安全を高める法改正の審議で、細川さんはかねてから党内で議論している、事故調査委員会の改革案を含む修正案を提出しました。

314

法務委員会

犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案について質問

●いかに罪を犯した人を更正させるか

罪を犯した人を更正させ社会復帰させるための制度、つまり保護観察などについて法務大臣に質しました。

329

法務委員会

出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案について質問

●外国人の指紋を取ることはいいのか

入国管理法改正案の審議で、民主党から外国人入国者から指紋情報を提出させることについて、人権上の配慮からこれを凍結するなどの修正案を提出し、その提案者として答弁に立ちました。

331

法務委員会

一般質問:国籍法の問題について質問

●国籍法の問題点

委員会には法案審議以外にも一般質問の機会があります。現在の国籍法では、父が日本人で母が外国人の子で、結婚していない場合、出生後に認知してもその子は日本国籍を取得できません。それは法の下の平等を定めた憲法に違反しているのではないか、などと具体的な裁判例を示しながら法務大臣に質しました。

412

法務委員会

刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案(代用監獄)について質問

●未決拘禁者の処遇について

未決拘禁者の処遇に関する法案の審議があり、特に「代用監獄」の問題について法務大臣と議論しました。わが国では、警察が被疑者を逮捕し、検察に送った後も、多くの場合被疑者は警察の留置場に勾留されます。これは欧米先進国には見られない制度であり、代用監獄と呼ばれ、えん罪の温床とも言われてきました。

421

法務委員会

刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案について質問

●窃盗などに罰金刑を新設

窃盗罪や公務執行妨害罪などに罰金刑を新設し、業務上過失致死傷罪の罰金を50万円から100万円に引き上げるなどの、刑法と刑事訴訟法改正案の審議がありました。

細川さんは、この法案に対する附帯決議の原案をつくり、与野党を代表して提案し、全会一致で採択されました。今回の決議には、飲酒・ひき逃げをさせないような法整備を検討する条項も含まれています。

428

法務委員会

犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案(共謀罪)について質問

●もっとも話題になった共謀罪の新設

マスコミで最も話題を呼んだのがこの法案です。共謀罪の新設を含む刑法等の改正案は、テロなどの越境犯罪対策のための条約を批准するという目的で国会に提出されたものでしたが、内容は実行を伴わなくても、2人以上が犯罪の謀議をするだけで犯罪になるという、内心の自由を侵害するに等しい提案でした。

本当に会社、市民団体や労働団体に適用されないのか、共謀のみで逮捕されることはないか、など法務大臣らに鋭く迫りました。

519

法務委員会

犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案(共謀罪)について質問

●継続審議に

与党は、2度にわたり修正案を出し、成立させようとしましたがそれも国民の心配をなくすものではありませんでした。そこで与党は修正交渉を提案し、与野党各3名による実務者協議が行われ、細川さんは民主党の1委員としてこの協議に加わり、意見交換をしました。しかし、結局は継続審議となり、秋の国会に持ち越されることになりました。

6 9

国土交通委員会

バリアフリー法について質問

●バリアフリー法案の見直し

細川さんは党内のバリアフリー作業チームの座長として検討を重ね、移動する権利に基づいたより積極的なバリアフリー化、あるいは車いすなどの乗車拒否を禁止する規定などを国土交通大臣に求めました。

613

法務委員会

一般質問:殺人の見逃しなど死因究明に関する質問

●死因究明制度

わが国の死因究明制度が欧米と比べしっかりしていない、ということを指摘し、そのために、殺人が見逃されている例が推測されるとし、千葉で起こった保険金殺人の疑いが強い事例を引きながら法務省、警察庁に迫りました。

 

国土交通委員会で質問

答弁する北側国土交通大臣

 

*      生命(いのち)のメッセージ展、開かれる

細川さんは委員会以外でも様々な会合に出席し政策の提案などを続けています。この4月、超党派で構成される「交通事故問題を考える国会議員の会」の事務局長に就任、また新たな気持ちで交通事故の撲滅に向かい力を注いでいます。この議員の会を母体とした実行委員会が主催者の一員となり、憲政記念館と衆議院議員会館で、5月、「生命のメッセージ展in国会」が開かれました。この催しは、交通事故や犯罪などにより理不尽に生命を奪われた方々のオブジェを展示し、命の重みを訴えるもので、小泉首相をはじめ多くの政府関係者、菅民主党代表代行ら多くの国会議員が訪れました。

生命のメッセージ展 閉会式

 

*      保険金殺人などの見逃しを許さない

わが国の死因究明制度は問題が多く、殺人の見逃しなどたくさんの課題が指摘されています。民主党は今年になって死因究明小委員会を再立ち上げし、議論を進め、現在それを法案化する作業に入っています。解剖や検査といった死因究明の基盤を整備し、医療事故などあらゆるケースに備えようというものです。

 

*      交通基本法案は次期国会に再提出

4年前に提出した交通基本法案については、内容を若干訂正した新法案を検討中で、秋の臨時国会には提出の予定です。今まで基本法と言う考えのなかった交通の分野に基本法をつくることによって、安全性の向上はもちろん、総合的な交通の整備をはかり、だれもが移動する権利をもつことを認め、障害者・高齢者、過疎地の住人などの交通手段の提供に国や自治体が責任を持つことを定めるものです。

 

*      海外視察も積極的に参加しました

2005年12月、予算委員会の視察で、チュニジア、モロッコ、スペインを訪問しました。日本からのODA(政府開発援助)が正しく国づくりに生かされているかという点や、日本から派遣された海外青年協力隊の活躍などを見てきました。

2006年7月、予算委員会の視察で、ブラジルを訪問しました。自動車社会であるブラジルでのエタノール車利用について工場視察や治安対策についてのお話が印象的でした。

チュニジア首相と会見

チュニジアの幼稚園にて

 

埼玉3区は草加・越谷

 

*      総選挙は比例で復活

昨年9月11日に行われた総選挙で、細川さんはおりからの小泉ブームに巻き込まれ、小選挙区では前回より票を伸ばしたものの敗北、深夜になってやっと比例での当選が決まりました。この苦戦のなかでの復活当選こそ、一人ひとりの皆様の強いご支援の賜物です。

比当 細川 律夫 

民・前

109,080

当 今井  宏 

自・前

140,019

松沢 

共・新

 22,912

 

岡田代表(当時)2度も応援に

 

深夜に当選が決まる

 

*      越谷市長選は板川市長圧勝

引き続き10月に行われた越谷市長選挙では、細川陣営が全力で支援した板川文夫さんが、前市長の子息である島村玲郎氏らを破り3期目の当選を果たしました。

当  板川 文夫(59

島村 玲郎(45
樫村 紀元(60
藤井 俊男(63

無・現
無・新
無・新
無・新

44,868
38,037
9,657
8,433

 

板川越谷市長とともに

 

*      越谷レイクタウンは20年春“まち開き

都市再生機構と埼玉県が越谷市南東部に進めている「越谷レイクタウン事業」のための工事は順調に進んでします。完成し、約2万2千人が暮らす新しいまちができれば、埼玉東部地域も大きく変わります。当面は20年春のまち開きにむけ、調整池やJR新駅の工事、駅周辺のビルや住宅、そしてスーパーマーケットなどの建築のための手続が急ピッチで進んでいます。細川さんもいろいろな局面で国、都市機構やJRと協議しています。

 

*      草加せんべいは地域ブランドへ

「草加せんべい」が農水省所管の財団法人食品産業センターより「本場の本物」として地域食品ブランドに認定されました。また、この4月からの商標法改正で新設された「地域ブランド」を特許庁に申請中で、これらによって「草加せんべい」は名実ともに草加市独自の特産品として全国に発信することができます。

 

*      越谷駅東口再開発本格化

越谷市の懸案の一つだった、「越谷駅東口市街地再開発事業」の基本的な計画案が決まり、いよいよ「越谷の顔づくり」がスタートします。商業施設や住宅が高層ビルなど新しい市街地をつくり、越谷の表玄関も大きく様変わりします。

 

*      「つくばエクスプレス」開業

細川さんが長年実現に向け努力してきた「つくばエクスプレス」が昨年8月に開業しました。秋葉原・つくば間の58.3kmを最速45分で結ぶ高速鉄道で、埼玉県内には八潮駅と三郷中央駅ができました。鉄道では、八潮と野田を結ぶ予定の地下鉄8号線の実現がこれからの課題です。

つくばエクスプレスに試乗

 

*      東埼玉道路・産業道路の完成で渋滞の緩和を

東埼玉道路は外郭環状から吉川市に至る5.7kmが今年3月全線開通しました。今後は春日部市(旧庄和町)で4号バイパスに結ばれる地点までの延伸が課題です。八潮・越谷線(産業道路)は工場移設の件でいまだに一部区間が通れないため、車両の通行に不便をきたしています。これについては交渉の加速化を県に強く要請しているところです。

 

*      水害対策は一歩前進

今年6月、国道16号の下、春日部市を東西に結ぶ「首都圏外郭放水路」が完成し、治水安全度が一歩向上しました。この放水路は2000億円以上の予算を投入した国の大事業で、洪水時に中小河川の水を江戸川に放流するものです。これによって中川などの水位が下がり、中川水系全体に効果が出ます。

 

ふれあいを大切に 初心を忘れず頑張ります