2009年〜2010年(第172174回国会)

 

菅直人内閣スタート


厚生労働副大臣 衆議院議員


    2003年総選挙で埼玉3区に応援に来た菅代表(当時)

昨年8月の選挙で政権交代を果たし、私も厚生労働副大臣として政府の一員となり、マニフェストにもとづく歴史的な改革を進めてまいりました。そして今般、「政治とカネ」の問題で揺れた鳩山政権に代わり、菅直人内閣が誕生、枝野幹事長、仙谷官房長官など人事も一新し、新たなスタートを切りました。民主党政権に対する国民の皆様の期待も回復し、政権交代の具体的な成果を一つひとつ示していく大切な時期にさしかかりました。私は、菅内閣のもとで再任されました厚生労働副大臣という立場で、さらに政治主導の改革を進めてまいりますので、皆様の更なるご支援をお願いいたします。

 


政権交代から9か月

 

1990年の初当選以来、一時細川連立政権で与党を経験したものの、ほとんどの期間、野党の立場でいろいろ政策提言をしても、なかなか実現できないという時期が続きました。そして、昨年、念願の本格的な政権交代を果たし、与党の立場で、これまでできなかった様々な改革に着手いたしました。ここで、皆様にこれまでの成果と、今後の展望などをご報告いたします。

*      「政治主導」を実現

 

まず、選挙でも公約いたしました「政治主導」の実現です。私も初めて副大臣として役所に入り、官僚の皆さんと身近に接するなか、法案の策定、国会提出、国会での審議など、いろいろな局面で厚生労働省としての決定をしてまいりました。従来、副大臣は、大臣や政務官と協議する場も少なく、政策などの決定は多くは局長らが調整のうえ、事務次官が決め、大臣の決裁を仰いでいたのが実態でしたが、政権交代以後は、いわゆる政務三役、つまり大臣、副大臣、政務官が、合議のうえ決定するように改められました。厚生労働省の場合、大臣及び、副大臣、政務官が2名ずつの合計5名で、最終段階では官僚を入れず議論したうえで決定するシステムになったのです。これによって、局長や次官の権限の多くは大臣以下の政治家の手に移りました。
    それとともに、事務次官会議は廃止され、省庁間の調整の多くは関係閣僚がその都度集まって行われるように変わりました。特に年末の予算編成に当たっては、子ども手当の問題、あるいは医療保険の財源確保などについて、その度に大臣、副大臣らが話し合って結論を出していきました。まさに、こうした場面で、官僚主導から政治家主導への転換が実感できました。


*      「無駄遣い」をなくす

 

2番目は「無駄遣い」の削減です。公開の場で行われた「事業仕分け」では、無駄遣いの実態が明らかになるとともに政治家の手による削減の経過が多くの皆様から評価をいただきました。削減の総額はまだまだ多くはありませんが、こうした努力を続けることで、さらにいままでの行政の非効率が浮き彫りになるものと思われます。事業仕分け以外でも、予算編成時に多くの削減努力が行われました。今まで、予算の使い方が公共事業に偏りすぎていたとの反省を踏まえ、道路予算やダム予算を大幅に減らし、社会保障や医療・福祉にシフトさせました。

*   社会全体で「子育て」

 

個別の政策では、子ども手当、高校の授業料無償化、米に関する戸別補償事業をまず実現しました。とりわけ「子育て」については、いろいろの批判も承知しておりますが、国・社会全体で子育てを行う、という理念の形成が図られ、実現に一歩踏み出したことは大きな成果であると自負しているところです。
    ただ、多くの政権公約はいまだ実現されていません。永田町や霞ヶ関のなかでは、政権交代の空気を実感できても、国民の各層へ浸透するには多くの時間がかかることを、ぜひご理解いただきたいと思います。政権交代してやっと半年たってはじめて予算が執行されました。政策の多くは法律の改正と予算の執行によって実現されます。その法律改正もこの通常国会でやっと始まったばかりです。さらに、医療制度や年金制度あるいは障がい者福祉制度といった制度改革にはより多くの時間がかかります。これらは、すでに制度改革の議論は始めていますが、しっかりと意見聴取を含め衆議院の任期中に改革を実行するということになります。そうした過程をご覧いただきながら、長い目で民主党政権に対する評価を下していただきますようお願いするものです。

*   菅総理で再スタート

 

「政治とカネ」の問題などで、皆様から様々なご批判、ご心配をいただきました。本来ならば政治の古い体質を打破するための政権交代であり、その党の代表、幹事長がこうした問題で批判を受けること自体、大変遺憾なことです。検察の姿勢などいろいろな疑問もありましたし、1年にも満たない時期での総理交代には無念の気持ちもありましたが、ここは心機一転、菅内閣のもとで初心に帰り、党が一丸となって再スタートを切ることが、国民の皆様からの期待と信頼を取り戻す道であると考えております。


菅代表代行(当時)と有楽町マリオン前で雇用問題を訴える(9年1月4日)

野党時代の緊急雇用対策本部会議で挨拶する菅本部長(08年12月16日)


厚労省内で就任の挨拶をする細川副大臣(09年9月24日)


衆議院青少年特別委で答弁、左は福島大臣(当時)(10年1月26日)


副大臣として活躍

 

*       圧倒的な勝利で政権交代を勝ち取る

 

昨年8月30日に行われた衆議院総選挙で、細川律夫候補は大差で自民党候補を破り小選挙区で当選、全体でも、民主党は308議席を獲得し、念願の政権交代を果たしました。
衆議院総選挙 結果 埼玉県第3区(草加市・越谷市)
   細川律夫  民主前  当選  167,432
   今井   宏   自民前           103,369
   飯田   剛   諸派新           8,194

 

*       厚生労働副大臣に就任

 

鳩山由紀夫総理の下、細川律夫代議士は厚生労働副大臣に就任、労働と福祉分野を担当することになりました。副大臣としての公務は大変忙しく、厚生労働省副大臣室で仕事をする時間が多くなりました。



鳩山内閣での副大臣認証式(09年9月16日)

高橋努候補の出陣式にて(09年10月18日)
新潟で行われた第9回障害者スポーツ大会開会式で挨拶(09年10月10日)

第64回全国労働委員会連絡協議会総会で挨拶(09月11月12日)

厚生労働省を代表し、赤い羽根募金への協力を呼びかける(09年10月1日)

副大臣室を訪れた「わらじの会」などの皆様(10年4月22日)
衆議院厚生労働委員会で予算の主要施策を説明(10年2月17日)

*       越谷市長に高橋努氏当選

 

昨年10月、3期12年市政を執った板川文夫市長が勇退した後の選挙が行われ、これまで民主党選出の県議であり、3区民主党の幹事長だった高橋努氏が、大差で島村玲郎氏らを破り、越谷市長に就任しました。
越谷市長選挙 結果
   高橋    努  無新  当選  49,422
   島村玲郎   無新           30,593
   服部正一   無新           11,332


*       緊急雇用対策本部では事務局長に

 

副大臣のもっとも大きな仕事は雇用対策です。最悪な雇用情勢のなかで、雇用調整助成金(企業に対し休業手当の補助を出し、失業を防止する)の要件緩和、住宅などを含めたセーフティーネットの構築、雇用創出のための事業など、様々な施策を打ち出しています。


*       児童福祉、障がい者福祉にも努力

 

保育所の整備などを含めた子育て支援の取組み、障がい者については自立支援法廃止の後を見据えた議論が進んでいます。


*       各種イベント等に参加

 

副大臣の公務として、様々な大会、行事、あるいは事業などに政府や省を代表して参加し、挨拶をするなどの活動を行っています。また、国際会議の参加もあり、この6月の16日から、ジュネーブで開かれたILO(国際労働機関)総会で演説しました。


*       連日の委員会答弁

 

厚生労働委員会はもちろん、副大臣は他の委員会にも呼ばれ答弁します。委員会が開催される日は、朝6時半頃から答弁調整のための会議が持たれます。



政策提言、次々と実現へ

 

細川律夫代議士は、野党時代から様々な議員立法の活動をしながら、政策提言を続けてきました。与党となった今、厚労副大臣として自ら率先し、労働法制の提案をする一方、他の省庁でも、過去の提案を生かしつつ、実現を目指す動きが活発化しています。

*       今国会で、雇用保険法が成立

 

本来は、もっとも不安定な非正規労働者の多くが雇用保険に加入していないという実態を踏まえ、一昨年以来、野党として議員提案をしてきましたが、この通常国会で法案が成立し、これによって新たに約255万人の非正規労働者が雇用保険に加入するようになりました。

 

*       労働者派遣法は継続審議に

 

これもここ数年の懸案であった労働者派遣法の改正ですが、登録型派遣、製造業派遣の原則禁止などを盛り込んだ改正案を今国会に提出しました。自民党の抵抗などにより、この国会では可決に至らず、次の国会に継続となりましたが、自公政権時代には考えられない、画期的な改正案と評価されています。

 

*       求職者支援法案は次期通常国会へ

 

雇用保険の期間が終わった人、もともと雇用保険に入れない人が職業訓練を条件に生活費の支援を受けるという制度を恒久化しようという「求職者支援法案」は来年の通常国会に提案する予定です。これもマニフェストで雇用保険と生活保護の間を埋める新たなセーフティーネットとして約束しているものです。

 

*       交通基本法制定へ

 

細川代議士がここ10年来提案を続けてきた交通基本法も、国土交通省としての検討が進み、すでに中間とりまとめが行われ、来年にも法案として提出される見通しです。「移動する権利」に基づき、バリアフリーや地域交通の維持、総合的な交通政策の立案を目指すこの法案も、いよいよ実現の日が間近です。

 

*       死因究明でも研究会が続く

 

保険金殺人、欠陥給湯器による事故、あるいは相撲部屋のリンチ殺人の見逃しなど、わが国の死因究明制度があまりにも貧弱である、として2007年に法案を提出しました。これも、現在、国家公安委員長の下に死因究明制度に関する研究会が作られ、予算の確保や制度改革に向けた検討が進んでいます。

 

*       タクシー問題も再び動き出す

 

台数ばかり増え、規制緩和の失敗といわれたタクシーの問題については、野党時代に民主党の主張が大きく入れられ、従来までの野放しの規制緩和を修正すると言う一定の成果を挙げましたが、それも一種の対症療法のため、抜本的な対応が望まれています。こちらは党内の議連で検討が開始されています。

 

*       参議院選挙は7月11日投票に決定

 

政権交代の評価が問われる参議院選挙が6月24日公示、7月11日投開票の日程で行われます。民主党は、埼玉県選挙区(定数3)に、現職で歯科医の島田ちやこ氏と、新人で中東研究者の大野もとひろ氏の2名を公認し、この選挙に臨みます。参議院で過半数を獲得し、政権の安定を図るためには、ぜひともこの埼玉県選挙区で、前回に引き続き、2議席の確保を確実にする運動を展開しなければなりません。なお、民主党埼玉県連としては、2名当選のため、3区を大野氏の重点区に決定しています。


長妻大臣とともに、建設現場を視察(10年4月19日)
都内の保育所を視察(09年12月11日)
文部科学委で授業料無償化法案の審議、左は田中真紀子委員長(10年3月10日)
高橋努越谷市長と副大臣室で懇談(09年12月11日)
予算委員会分科会にて(10年2月25日)

選挙期間中に、阿波踊りを踊る


参議院厚生労働委員会で就任の挨拶、右は山井政務官(09年11月12日)

千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた硫黄島戦没者遺骨引渡式にて(10年2月19日)
細川律夫は、資金集めパーティーは一切開いておりません。
政治資金のカンパは下記の口座までお願い申しあげます。
政治経済フォーラム21 埼玉りそな銀行「越谷支店」3566680